新潟市と新発田市をつなぐ大動脈「新新バイパス」(延長17・2キロ)。1989年に全線開通し、生活や物流に欠かせないインフラとして、地域の発展を支えてきた。信号がなくスムーズに走行できる立派な道路に、県外ドライバーから「無料の高速道路?」と驚かれることも。車窓の景色は住宅街や工業地帯、田園風景と多彩で、県内第1号という道の駅も人気だ。真冬の新新バイパスを走り、沿線の気になるスポットにふらりと立ち寄った。
1977年10月 海老ケ瀬IC〜競馬場ICが開通
1981年12月 競馬場IC〜東港ICが開通
1985年12月 一日市ICが開通
1988年11月 豊栄PA(道の駅豊栄)がオープン
1989年9月 東港IC〜新発田ICが開通し全線開通
2002年5月 全線4車線化
道の駅豊栄 国道に設置“県内第1号”、焼き芋や「ジャンボ狐そば」♪
新新バイパスの中間地点にあり、ドライバーの憩いの場として長く親しまれている道の駅豊栄(新潟市北区)。一般国道で初めて設置された「豊栄パーキングエリア(PA)」が、その後県内第1号の道の駅に登録された草分け的存在だ。懐かしい雰囲気の売店や食堂に加え、近年は新たにコーヒースタンドが開業。ここにしかない地域の味が楽しめる。
豊栄PAは1988年、新新バイパス本線から直接出入りでき、トイレや情報拠点を備えた休憩施設として開業。93年に道の駅制度が始まると、県内第1号として登録された。今では県内42カ所にまで増えた道の駅の先駆けで、施設前に立つ「道の駅 発祥の地」の碑が存在感を放つ。
建物に入り、まずは売店をのぞいてみる。米菓や日本酒といった定番の新潟土産がそろう店の直売コーナーには、大根やニンジン、長イモなど地元で採れた新鮮な野菜が並ぶ。
駅長の富樫茂さん(76)によると、一押しは北区特産のサツマイモ「しるきーも」の焼き芋。近くの畑で育ち、収穫後に追熟させたイモを店内で焼き上げた人気商品で、毎年2月末ごろまで販売している。
おいしそうな匂いにつられて今度は食堂へ。ここで開業当初から変わらぬ人気を誇るのが、地元豆腐店の大きな厚揚げが乗った「ジャンボ狐(きつね)そば」。だしが染み込んだ厚揚げは熱々でボリューム満点。ドライブ中の腹ごしらえにと、1日に40〜50杯が出ることもあるという。
レトロな施設内だが、24年には新スポットのコーヒースタンドが開業した。区内の障害福祉事業所が運営する焙煎工場の豆を使ったコーヒーを販売。地元割烹のだし巻き卵が入ったサンドイッチなどの総菜パンもあり、人気を集めている。
道の駅豊栄は今年で開業38年。地元の農家や店が支える新旧グルメのほかにも、県内の道路状況を確認できるモニターも備え、ドライバーにおいしさと安心を提供し続ける。富樫さんは「事故のないように、心を休める時間を過ごしてほしい。地元の品々も楽しんでもらえたら」と願っている。
川崎商会ドーム型給油所 アーチ状の屋根がドン!海老ケ瀬ICのシンボル
新新バイパスの起点となる海老ケ瀬IC(新潟市東区)近くを走ると、突如現れる巨大な“ドーム”。大きなアーチを描く独特の屋根はドライバーの目を引き、長年、海老ケ瀬ICのシンボルとなっている。
ここは...











