10月27日、敦化市学校安全事業会議が敦化市第4中学校で開かれた。会議に先立ち、同校は市消防救助大隊や医療機関と共同で火災発生時の模擬訓練を行った=写真=。
【2020/11/16】
午前9時半ごろ、同校校舎東側で煙が上がった。火災発生後、学校は直ちに火災応急準備計画を稼働し、警報を鳴らした。教師や生徒は迅速に退避。生徒は教員に引率され、ぬらしたハンカチで鼻を押さえて低い姿勢をとり、決められた経路で外へ出た。

しかし、退避中に教員1人と生徒2人が校舎内に取り残された。消防隊員は校舎内へ入って火災を鎮圧し捜索活動を始めた。
隊員は取り残された3人を発見、即座に担架に乗せて外へ搬出。学校救助グループが負傷者を現場で簡単に処置した。その後、医療担当者が負傷者を救急車に運んだ。
訓練終了後、担当者が教員や生徒に火災に関する講義を実施。続いて生徒は消防隊員が火災鎮圧に使う装備などを見学した。
敦化市第4中学校のソ・ジョンヨン校長は「今後も消防訓練を継続的に行い、教師や生徒が火災の際、速やかに退避できるようにすることと同時に、教師や生徒の生命や安全を最大限守っていかねば」と話した。