任期満了に伴う新潟県の出雲崎町長選挙(町長選)が1月16日、告示された。いずれも無所属新人で、前出雲崎町議の仙海直樹氏(52)と、前出雲崎町議の小黒博泰氏(56)が立候補を届け出て、新人同士の一騎打ちとなった。出雲崎町長選が選挙戦となるのは16年ぶり。1月21日に投票、即日開票される。
9期務めた小林則幸町長(90)が今期限りで引退するため、36年ぶりに新たな町政のかじ取り役を選ぶ選挙となった。長く続いた小林町政を踏まえ、町の将来像をどう描くかが争点となりそうだ。
仙海直樹氏は、尼瀬の事務所前で第一声を行った。ふるさと納税による自主財源確保や、子育て支援、高齢者福祉拡充などを掲げ、「人口減少に果敢に立ち向かい、この町に活気を取り戻す」と主張した。
小黒博泰氏は、JR出雲崎駅前で第一声を上げた。町営の農業法人の設立や、子どもが遊べる屋根付き屋外施設の必要性を訴え、「新しい発想とアイデアで、活力ある町づくりを考えていく」と強調した。
1月15日現在の選挙人名簿登録者数(有権者数)は3567人。
町長選とともに告示された町議会議員補欠選挙(町議補選、欠員2)は、ともに無所属新人で、会社員の小林玲子氏(47)と、自営業の中田孝信氏(32)が届け出た。ほかに立候補者はおらず、両氏が無投票で当選した。
◇出雲崎町長選立候補者(届け出順)
仙海直樹(せんかい・なおき)52 前町議 無新
小黒博泰(おぐろ・ひろやす)56 前町議 無新
【仙海直樹氏略歴】かっぽう経営(町議、議長、副議長、会社員)大門。新潟調理師専門学校卒。
【小黒博泰氏略歴】建設会社役員(副議長、町議、建設会社社員)川西。中央工学校卒。
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