高鳥修一衆院議員(右)が自民党県連会長の辞任を表明した会見=7日、上越市
高鳥修一衆院議員(右)が自民党県連会長の辞任を表明した会見=7日、上越市

 自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金事件の責任を取り、高鳥修一衆院議員(比例北陸信越)が2月7日、自民県連トップの座を辞することを表明した。1月下旬に派閥からの還流分を政治資金収支報告書に記載していなかったと公表して以降、地元から辞任を求める声が上がっていた。他県でも安倍派議員が県連会長を辞する例が相次ぎ、決断を迫られた。新潟県の自民県連会長は2代続いて不祥事で辞任する異常事態で、次期衆院選などへの影響は不可避。一方の野党は攻勢を強めている。

 「誰も責任を取らないことで...

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