新潟県長岡市が2024年度の一般会計当初予算案を総額1340億円程度で最終調整していることが2月9日、分かった。23年度当初に比べて約3%の増額となる見通し。災害に強い地域づくりや子育て環境の充実、産業振興などに重点的に取り組み、地域の成長につなげることを狙うとみられる。

 磯田達伸市長にとって2期目の最終年度に当たる予算編成。力を入れてきた産業振興「長岡版イノベーション」を継続し、教育や福祉、物価高騰の影響を受ける地域経済に目配りする予算案となりそうだ。

 災害関連では1月1日に発生した能登半島地震を受け、寺泊地域の津波対策を強化する。今年が7・13水害と中越地震の発生から20年となることに合...

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