
2018年に新潟市中央区蒲原町のマンションで同居男性をナイフで刺して死なせたとして、傷害致死の罪に問われた新潟市中央区のフリーターの被告(46)の差し戻し裁判員裁判の論告求刑公判が3月1日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であった。検察側は懲役10年を求刑し、弁護側は無罪を主張して結審した。判決は11日。
検察側は論告で、男性の死因となった腕の傷などの状況から「自傷や事故によるものとは考えがたい」とした上で、被告が男性を刺した後、血の付いたナイフを洗い流して証拠隠滅したと指摘。「被害結果は重大で、自らの痕跡を抹消する犯行後の態様も悪質だ」と非難した。
一方、弁護側は「男性は泥酔して帰宅後、ナイフで...
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