トーマスグリーンフィールド米国連大使(手前左端)と面会する横田早紀江さん(奥右から2人目)ら北朝鮮による拉致被害者家族=4月18日午前、首相官邸
トーマスグリーンフィールド米国連大使(手前左端)と面会する横田早紀江さん(奥右から2人目)ら北朝鮮による拉致被害者家族=4月18日午前、首相官邸
トーマスグリーンフィールド米国連大使と面会し、発言する横田早紀江さん=4月18日、首相官邸

 北朝鮮によって新潟市で拉致された横田めぐみさん1977年11月15日、新潟市立寄居中学1年の時の下校中に失踪。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。北朝鮮はめぐみさんは「死亡」したとして04年に「遺骨」を出したが、DNA鑑定で別人のものと判明。北朝鮮の説明などに不自然な点が多く、日本政府は生存を前提に再調査を求めているが、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」としている。=失踪当時(13)=の母早紀江さん(88)ら拉致被害者家族が4月18日、トーマスグリーンフィールド米国連大使と首相官邸で面会した。早紀江さんは「世界中が『絶対にいけない』と声を固めなくてはいけない」と訴え、北朝鮮への毅然(きぜん)とした対応を求めた。

 国連大使は米国で閣僚級の重要ポスト。4月17日に来日し、最初の面会が拉致被害者家族となった。同席した林...

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