今シーズンのタケノコの収穫が本格化し、掘り出し作業に精を出す佐藤潤一さん=4月20日、田上町田上
今シーズンのタケノコの収穫が本格化し、掘り出し作業に精を出す佐藤潤一さん=4月20日、田上町田上

 新潟県内有数のタケノコ産地として知られる田上町で今シーズンの収穫が本格化している。2024年は豊作が予想される「表年」で、地元の農家は早朝から竹林に入り、新鮮なタケノコを掘り出す作業に汗を流している。

 田上町の農家佐藤潤一さん(38)は4月20日、今季初めての収穫に当たった。午前5時半に作業を開始。地面から少しだけ頭を出したタケノコを探し出すと、傷つかないよう、一つ一つ丁寧にクワで掘り起こした。およそ3時間で約50キロを収穫。年に数本しか見ないという重さ2・8キロの大物も採れた。

 2024年は3月に気温の低い日が続いた影響で、例年より4、5日ほど遅い収穫となった。出荷はゴールデンウイークにか...

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