
新たなクマ被害対策が示された県鳥獣被害対策本部会議=6月4日、新潟市中央区
新潟県は6月4日、新たなクマ被害対策として、山奥と人里の緩衝地帯である里山エリアにクマを認証できるAI(人工知能)カメラを設置し、出没を確認したら自治体の担当者に情報を伝える取り組みを始めると明らかにした。新発田、南魚沼両市で実施する。4日に新潟市中央区で開かれた2024年度最初の県鳥獣被害対策本部会議(本部長・笠鳥公一副知事)で説明した。
AIカメラは両市の緩衝地帯に複数台設置する。クマの存在を確認すると、カメラ側が市の担当者のパソコンなどに情報を伝達。被害を未然に防ぐための対策などに役立ててもらう。
また、山奥など約120カ所に自動撮影カメラも設置し、...
残り339文字(全文:621文字)