
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件東京地検特捜部が捜査した政治資金規正法違反事件。自民党安倍派は、派閥パーティー券の販売ノルマを超えた利益を各議員にキックバック(還流)していた。派閥からの還付方式、議員がプールする留保方式の2ルートあり、2018~22年に総額6億7654万円を政治資金収支報告書に記載せず裏金化した。二階派も同様に不記載があり、岸田派は派閥のみ不記載が判明。安倍派の池田佳隆衆院議員が逮捕され、2議員や3派の会計責任者らが立件された。を受けた政治資金規正法の改正案が6月6日、衆院本会議で可決された。自民が3度修正した改正案は、政策活動費の使途の公開を義務付けた一方、改革内容の多くは検討事項となり、新潟県民からは実効性を疑問視する声が相次いだ。「問題が改善するとは思えない」「また抜け道を作るのでは」。政治への不信感が広がった。
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