
4000メートル速度競走で優勝した水谷悠平=弥彦競輪場
[北信越高校総体・6月8日]自転車男子のトラック種目は、水谷悠平(新潟・吉田)が出場した2種目を制覇した。「まさか、二つとも勝てるとは」と驚きつつも、笑みを浮かべた。
本命の4000メートル速度競走では、スタートからスローペースに。「体力を温存して、最後に勝負した」。最終周回で前の集団を捉えると、あとは後続を突き放す一方。「後ろがいなくて、やったと思った」と、ゴール直前で後ろを気にする余裕すらあった。その後、8キロで順位を争うスクラッチ決勝でも、最後に追い上げる展開で頂点に立った。
新潟県高校総体で個人8冠を達成したが、「持久力が足りない」と語る2年生。スクラッチでは4000メートル速度競走...
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