女子走り幅跳びで優勝し、表彰式で喜ぶ西川さくら(新潟中央)=14日、新潟市中央区のデンカビッグスワン
女子走り幅跳びで優勝し、表彰式で喜ぶ西川さくら(新潟中央)=14日、新潟市中央区のデンカビッグスワン

 [北信越高校総体・6月14日]下克上で混戦模様の女子走り幅跳びを制したのは、新潟県総体で2位だった西川さくら(新潟中央)だ。「地元開催の北信越大会で優勝する」。胸に秘めていた目標を成就させて初の全国切符をつかみ、「うれしい」と顔がほころんだ。

 出場者の各県大会での記録を比較したエントリーランキングは10番手。県総体では力を出し切れなかった分、この日は「自分らしくガツガツ攻めていこう」と気合を入れて臨んだ。

 緊張から1回目は不本意な跳躍だったが、切り替えられた。数センチ差の上位争いが続く中、優勝を決める5メートル66の跳躍が出たのは5回目。初めて会場から「おー!」と歓声を浴びて、うれしさがこみ...

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