
新潟県庁
新潟県人事委員会は8月7日、来春入庁の県職員を選考する2024年度採用試験(大卒程度)の最終合格者が192人となり、競争率は平成以降最低を更新した23年度の2・4倍から1・1ポイント改善し、3・5倍だったと発表した。試験実施を2カ月前倒しした「先行実施枠」を一般行政で初めて設け、民間企業を志望する学生も受けやすくしたことで受験者が増えた。
先行実施枠は4月に1次試験を行い、従来の教養試験などではなく、多くの企業が取り入れている適性検査「SPI3」を採用した。その後に行われた通常実施枠と併願が可能なため、一般行政では262人が受験し、競争率は6・9倍となった。
先行と通常の試験を合わせた受験者...
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