農林水産省は8月8日、2022年度の都道府県別の食料自給率国内で消費した食料のうち、どの程度を国産で賄えているかを示す指標。食料の重量を熱量に換算したカロリーベースと、金額に換算した生産額ベースがある。カロリーベースではコメの消費減少で低下傾向が続いてきたが、2000年度以降は40%前後で推移している。農林水産省の試算によるとオーストラリアやアメリカは100%を超えており、日本は諸外国に比べて低い水準となっている。を公表し、新潟県はカロリーベースで前年度比8ポイント上昇し117%となり、算出の始まった1998年以降で最高となった。コメの収穫増が寄与した。上昇幅は全国で最大。青森県を抜き全国4位になった。

 人口減の影響などで新潟県の自給率は緩やかな上昇傾向にある。2022年はコメの収量を示す作況指数(平年=100)が平年並みの99。全国最低の96だった前年から回復した。

 2022年度の首位は...

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