
岸田文雄首相の自民党総裁選不出馬を報じる本紙号外を手にする人々=8月14日、新潟市中央区のJR新潟駅
岸田文雄首相が自民党総裁選への不出馬を表明した8月14日、新潟県民からは驚きの声が上がった。首相は2021年10月から約3年にわたり政権を担ってきたが、「功績が思い浮かばない」と県民の評価は冷ややか。政治資金パーティー裏金事件などで自民党に対する失望感も根強く、「誰がトップになっても変わらない」といった声が漏れた。
新潟市中央区のJR新潟駅では新潟日報紙号外が配られ、お盆の帰省客らが次々と手にしては記事を読み込んでいた。
新潟市江南区の自営業(45)は、首相について「辞めると知って驚いた。物価高を感じているし、印象はあまり良くなかった」と話した。新...
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