
新潟地裁
新潟県上越市で2023年、知人の自営業男性を殺害し現金が入ったバッグを奪ったとして、強盗殺人罪などに問われた長野県上田市の無職の被告(72)の弁護側は2月10日までに、求刑通り無期懲役とした新潟地裁の裁判員裁判判決を不服として控訴した。9日付。理由は明らかにしていない。
1月29日の判決では、殺害後に奪った金を借金や滞納した家賃の支払いに充てていたことから、暴行時に財物を奪う意思があったと認定。「まさに無期懲役を選択すべき部類だ」とした。弁護側は殺人罪と窃盗罪にとどまるとして、有期刑を求めていた。
判決によると、被告は23年6月1日、自営業の男性=当時(62)=を殺害して金品を奪おうと考え、...
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