新潟空港を飛び立つトキエア仙台線の初便。就航から1年弱で運休することになった=2024年4月
新潟空港を飛び立つトキエア仙台線の初便。就航から1年弱で運休することになった=2024年4月

 新潟空港を拠点とする航空会社トキエア(新潟市東区)は2月27日、2024年4月に就航し現在は週4日運航している新潟-仙台線を3月30日から運休すると発表した。就航から24年12月までの平均利用率が32%と低迷し、運航継続が難しいと判断した。

 仙台線は現在、金土日月曜の週4日、1日2往復している。24年4月に新潟と仙台を結ぶ定期便としては26年ぶりに就航、当初は週5日運航だったが、ビジネス需要を見込んで7月に毎日運航に切り替えた。トキエアによると、利用率は7月に46%まで向上したものの、他の月は30%前後で伸び悩んだ。25年1月下旬から、現在の週4日運航に減便していた。

 トキエアは採算を取るた...

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