
ホーム最終戦後、ブースターにあいさつをする選手ら=1月、アオーレ長岡
Wリーグ2部の新潟アルビレックスBBラビッツは2024〜25年シーズンを終え、最終成績は11勝14敗で、順位は6チーム中4位だった。今季からリーグが2部制に再編され、実力が近い相手と最後まで競り合う試合が増えた。新潟は1部昇格圏の2位以上を目指して戦い、上位の東京羽田、三菱電機から白星も挙げたが、シーズン終盤には6連敗するなど、課題が残った。今季を総括する。
(※ページ下部に戦績表を掲載しています)
シーズンを通し、課題は得点力だった。チームの平均得点は下から2番目の60・92点。主将の河村美侑は「大事な場面でシュートを決める力がなかった」と反省する。1月19日の三菱電機戦は、競り合ったが終盤の要所で得点できず、2点差で敗れた。昨季までの新潟は、現在1部に所属する格上チームに大差で敗れる試合が多く、僅差のゲームで経験の差が出たともいえる。
選手層が厚くない中、先発選手がある程度固定され、主力選手の疲労が蓄積したこともシーズン後半に響いた。全試合に先発した...
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