無痛分娩できる医療機関、新潟県内で増加中！お産の選択肢に広がり、ただ“対応差”も…「安全な施設」選ぶには？

　お産の痛みを麻酔で和らげる「無痛分娩（ぶんべん）麻酔を使用してお産の痛みを軽減する方法。背中に麻酔薬を投与することでおなかから脚、お尻にかけての感覚が鈍くなり、痛みが和らぐ。出産による体力の消耗を抑える効果もあるとされる。（※ページ下部に詳細）」。希望する妊婦が無痛分娩で出産できる医療機関が、県内でも増えつつある。これまでは新潟市の限られた施設しかなかったが、今年１月に市内のほかのクリニックでも開始。今後も新潟市や長岡市などの施設で始める予定だ。普及が進むことで妊婦の選択肢が広がることになる。一方、副作用や合併症のリスクもあり、妊婦が安全性や医療体制をしっかり理解する必要が指摘されている。

　新潟市秋葉区の女性（３１）は６月、第１子を無痛分娩で出産した。「痛いのは嫌だったし、無痛分娩で出産した友人からも『よかった』と聞いていた」と選んだ理由を語る。

　あらかじめ分娩日を決め、前日に入院。...