
関川村の村民駅伝大会のコースの近くに掲示されたクマ出没注意の張り紙=関川村
    新潟県内各地でクマの出没が多発し、屋外で行われるイベントの中止が相次いでいる。県北地域では連休中に開催予定だった駅伝2大会が中止となった。秋の行楽シーズンを迎える中、クマの目撃が珍しくない山間部では、行事の実施に向け安全対策を講じるなど主催者が対応に追われている。
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関川村では、11月3日の村民駅伝大会が中止となった。村によると、本年度のクマの目撃件数は村内で約50件で昨年度の3倍以上。駅伝のコース上にも出没しているため、参加者の安全を考え、中止を決めた。大会に向け、クマが出没しやすい夜間に練習する人がいることも考慮したという。
関川村の熊谷吉則教育課長は「沿道で地元住民が応援し、村民が一致団結する大会。苦渋の決断だった」と残念がった。3日に村上市で行われる「山北地区駅伝大会」も中止となった。
3日に予定していた、新発田市の...
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