古市憲寿(C)ORICON NewS inc.
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 社会学者の古市憲寿氏(40)が26日放送のカンテレ・フジテレビ系情報番組『旬感LIVE とれたてっ!』(カンテレ:月~金後1:50~3:45、フジテレビ:月~金 後2:48~3:42 生放送)に出演。同日午後2時から行われた活動休止中の元TOKIOの国分太一(51)の記者会見について私見を述べた。

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 同番組では、午後2時からの会見を放送。国分の言葉を報道するとともに、その後の質疑応答をフリップで紹介した。番組には、元検事の西山晴基弁護士、フリーアナウンサーで芸能レポーターの大村正樹氏のほか、土田晃之や眞鍋かをりらがコメンテーターとして出演した。

 国分と日本テレビ側とのやりとりに言及。国分は番組降板を伝えられた時を聞かれ「突然、聞き取りが始まり降板を伝えられた。スマホの録音機能を回しましたが、その行為を弁護士に見つかり削除するように言われました。プライバシーを守るためなのでと言われた。思うことは書き留めるようにとノートとペンを渡されたが、手が震えて何も書けなかった」と答えていた。

 コメントを求められた古市は「日本テレビはコンプライアンス違反してないんですかってことが1個の疑問ですね」と日テレ側の対応を問うた。「コンプライアンスって最近よく聞きますけど、法令遵守とか説明責任とか人権尊重とか、そういう社会的なルールを守って公正公平に仕事を進めていきましょうってことがコンプライアンスですけど、日テレのこのやり方って明らかにコンプライアンス違反ですよね」と持論を展開。

 「この聞き取り手法が1番問題だと思っていて、レギュラー番組ですという打ち合わせして、嘘をついて呼び出して、国分さん側は当然、弁護士もいない状況で、日テレは弁護士もいて、複数の人が国分さんを問い詰めていった。そこの中で、その録音データさえも消させられたってことで、国分さん側は、一切もう情報持ってないっていう」と国分側の状況を察しつつ「本来、人を殺して裁判になっても、弁護士さんがちゃんといて、ちゃんと防御権ってものがあるわけです。自分がやったことをちゃんと反論する機会ってのは民事でも刑事って非常に大事だと思うんですけど、その防御権も剥奪された状態で国分さんがこういう状況にあるってことは、何があったかどうかってことを置いといて、日テレ側のやり方として問題があった」と語った。

 古市は手続きが重要だと指摘。「要はこれって裁判で言えば、理由なく『あなた死刑ですね』って言ってたもんなんですよ」と表現した。