当時の時価で約２５００万円分の金地金をだまし取ったとして、南魚沼署と県警組織犯罪対策課は２７日、詐欺の疑いでマレーシア国籍の住居不定、無職の男（２０）を逮捕した。ＳＮＳ型ロマンス詐欺事件とみて調べている。

　逮捕容疑は４〜６月に何者かと共謀し架空の女性らになりすまし、南魚沼市の８０代の男性にメッセージアプリで「私のおじは経済学者で４０年の投資経験がある」などと投資話を持ちかけて金地金計１５００グラムを購入させた上、「金の回収サービススタッフ」になりすまし、男性の自宅で金地金をだまし取った疑い。

　南魚沼署は回収役の「受け子」とみている。認否は明らかにしていない。

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