新潟地方気象台は2日、高波と風雪、大雪に関する気象情報を発表した。この時期としては非常に強い寒気が北陸地方の上空に流れ込み、3日は冬型の気圧配置となる見込み。県内では、3日から4日にかけて雪を伴った強風が吹き、海はしけとなる。4日は山沿いを中心に大雪となる恐れがある。

※ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF・Windy)
イギリスに本部があるヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の気象データ。Windyリアルタイムの気象サービスを提供するチェコの企業。下の▶ボタンやスライダーを操作することで、5日先までの動きをアニメーションで見ることができる。

 新潟地方気象台は上中越で4日から5日にかけ、大雪による交通障害などへの警戒を呼びかけている。4日は山沿いで警報級の大雪になる恐れがある。

 3日正午から4日正午までに予想される24時間降雪量は多い所で上中越の山沿いで50センチ、下越の山沿いで40センチ、上中下越の平地で10センチ、佐渡で5センチ。4日正午から5日正午までの24時間降雪量は多い所で上中下越の山沿いで40センチ、上中下越の平地で5センチ。

 3日に予想される波の高さは下越と佐渡が5メートル、上中越が4メートル。4日は上下越と佐渡で5メートル、中越で4メートル。両日とも陸上でも風が強まりそうだ。

最新の気象・道路情報の確認を呼びかけ

 本格的な降雪期を間近に控え、国土交通省北陸地方整備局や新潟地方気象台など5機関は2日、共同記者会見を新潟市中央区で開いた。冬用タイヤの装着を急ぐよう求めたほか、大雪が予想される際には、国道や高速道を通行止めとすることもあるとして、最新の気象・道路情報を確認するよう呼びかけた。

降雪期に向けて注意を呼びかけた北陸地方整備局などの共同会見=2日、新潟市中央区

 北陸地方整備局の調べでは、県内の11月時点の冬用タイヤ装着率は...

残り578文字(全文:1164文字)