議会答弁に活用する生成AIについて説明する職員=佐渡市千種
議会答弁に活用する生成AIについて説明する職員=佐渡市千種

 佐渡市は市議会12月定例会から、一般質問の答弁書作りに生成人工知能(AI)を本格導入する。既に9月定例会で実証実験を行い、1議会で平均552時間かかる答弁書作りが推計で458時間となり、17%程度削減できたという。人口減少が進み、組織のスリム化が求められる中、庁内事務の省力化や人的ミスの防止につなげる狙い。市は議会答弁以外の業務にも活用を広げ、効率アップを図る。

 市は昨年度からデジタル技術による業務効率化を推進。本年度は関連経費に814万円を盛り、生成AIの活用に力を入れている。

 市が導入した生成AIプラットフォームは...

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