
電気ストーブに落下した衣類から出火する再現実験の様子
暖房器具の使用や空気の乾燥で、秋から冬にかけて多発する住宅火災。総務省消防庁によると、住宅火災により全国で亡くなった人のうち65歳以上の高齢者の割合は近年、7割以上と高い水準で推移している。住宅火災に備えるにはどのような対策が効果的なのだろう。
「高齢の方が亡くなった火災の出火原因は、多い順にたばこ、ストーブ、こんろです」と東京消防庁防災安全課の会川雄大主任。「(管内で)この傾向は過去5年間変わらない。特に注意してほしいです」
たばこが原因のケースは、ほとんどが火の付いたたばこの落下や不始末から火災になる。「布団に引火するケースが約4割と多い。寝たばこは絶対にしない、させないこと。また灰皿には...
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