「新潟春節祭」延期の方向で検討、在新潟中国総領事館「高市首相発言で友好破壊された」

　日中関係が悪化する中、中国の春節（旧正月）を前に新潟市で毎年開かれている「新潟春節祭」を、在新潟中国総領事館が延期する方向で検討していることが１７日、分かった。また県は、友好提携を結ぶ黒竜江省の省都ハルビンで１２月上旬に予定していた交流事業を延期。高市早苗首相の台湾有事を巡る発言の影響が、新潟県でも広がっている。

　新潟春節祭は伝統舞踊や音楽などを通じて中国文化を紹介する催しで、総領事館、県、新潟市などでつくる実行委員会が主催している。県によると、２０１５年に当時の総領事の発案で始まり、今年１月には８回目が開かれた。

　実行委では、来年の春節の２月中旬に合わせた開催を協議していた。総領事館の担当...