大白川駅を発車し、破間川を渡るJR只見線の列車=魚沼市
大白川駅を発車し、破間川を渡るJR只見線の列車=魚沼市

 魚沼市と福島県を結ぶJR只見線の一部区間で、山間部のため無線など通信が届きにくく、雨による速度規制が列車に伝わらない事例が発生していることが16日、分かった。JR東日本新潟支社などによると、現時点で事故はなく、法令上問題もないという。ただ、専門家は「法令上問題がないとしても、安全性を高めるために対策を進めるべきだ」と指摘する。

 鉄道は悪天候時、土砂の流入や地盤への影響に備えて速度を落として走行する。連絡が遅れると、事故につながる可能性もある。

 新潟支社によると、通信が届きにくい区間は県境をまたぐ大白川-只見間(約20キロ)の一部。無線に加え、業務用携帯電話や衛星電話もつながりにくい。開通した1971年から無線などの整備を進めるが、山間部の区間で通信が届きにくい場所が残る。支社管内の路線では唯一という。

 悪天候で速度規制を行う際、運行を管理する担当者が無線などで列車の運転士に連絡し、停車させて指示を伝える。新潟支社などによると、只見線では2023年以降で少なくとも...

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