10月の衆院議員の任期満了まで半年を切り、次期衆院選の新潟県与野党の立候補予定者たちは、街頭のポスターを党幹部らとツーショットで写る「2連ポスター」に張り替えた。公選法の規定で、単独で写るポスターの掲示ができなくなったためだ。決戦のカウントダウンが迫り、候補者は並ぶ相手を慎重に吟味。定番の党首以外にも、選挙区事情や党内の人間関係で相方を選んだ人もいる。静かに繰り広げられる「ポスター戦」の情勢を探った。

◆自民 河野行革相、花角知事が人気

 自民党は県内全6区で立候補を表明する7人のうち、菅義偉首相(党総裁)との2連ポスターを作ったのは、菅氏に近い、2区現職の鷲尾英一郎氏ら3人にとどまった=表参照=。鷲尾氏陣営の幹部は「人気の上下...

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