
2026年春のセンバツ高校野球の舞台に、甲子園を沸かせたかつての高校球児が監督として戻ってくる。帝京高エースとして活躍し、現在は帝京長岡高で指揮を執る芝草宇宙監督(56)。1987年春のセンバツでは優勝候補の一角だった京都西高を完封し、夏の甲子園では2回戦で東北高を相手にノーヒットノーランを達成と話題をさらった。あれから約40年。芝草監督に、甲子園での思い出や指揮官として挑むセンバツへの心境を聞いた。(聞き手は運動部・村山穂波)
―帝京高時代のセンバツにはどんな思い出がありますか
自分の中で記憶に残っているのは、3年生に上がる年(1987年)の方がやっぱり覚えてます。その前の年もセンバツに行って、同級生の平山(勝)が甲子園で投げているんですけど、僕はブルペンで投げているだけでした。
◆「自分のベストピッチだった」京都西戦
―87年のセンバツで印象に残っているのはどの試合ですか
2回戦で京都西高を完封したのは記憶に残ってます。でも高校野球って、負けた試合がやっぱり一番悔しいんで、準々決勝のPL学園戦も頭に残ってます。ただ、自分のベストピッチはやっぱり京都西戦ですね。京都西は近畿大会の優勝チームで、センバツも優勝候補に挙がっていて、いい選手がそろっていた。その試合は、自分の中でストレートの感覚が、高校の3年間で一番良かった。
初戦の金沢戦も9回まで抑えていたけど、9回裏に2点取られて3-2でした。自分としては、最後に不甲斐ないピッチングをしてしまったので、次は修正しようと思って、入ったゲームでした。あの試合がひょっとしたら...
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