深田晃司監督の最新作『ナギダイアリー』第79回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品決定
深田晃司監督の最新作『ナギダイアリー』第79回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品決定

 俳優の松たか子が主演を務める映画『ナギダイアリー』(9月25日公開)が、「第79回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に正式出品されることが決定した。監督を務める深田晃司にとって同部門初選出となる。

【動画】映画『ナギダイアリー』特報

 深田監督は2016年『淵に立つ』で、同映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞するなど国際的な評価を受けてきたが、本作で2年連続4度目のカンヌ選出にして、初のコンペ入りを果たした。

 主演の松をはじめ、共演の石橋静河、松山ケンイチにとっても、出演作としては初のカンヌ選出となる。松は「歴史ある映画祭のスクリーンにかかることを大変うれしく思っています」とコメントし、石橋も「世界中の人に届くと思うと待ちきれません」と喜びを語った。松山は「日本の美しい風景や人の魅力を感じてほしい」と作品への思いを明かしている。

 物語は、自然豊かな町「ナギ(岡山県奈義町がモデル)」を舞台に、彫刻家の女性と彼女を取り巻く人々の出会いと変化を描く人間ドラマ。「第39回岸田國士戯曲賞」を受賞した平田オリザの「東京ノート」に着想を得て、深田監督がオリジナル脚本を書き上げ、9年の歳月をかけて完成させた意欲作だ。

 あわせて特報映像やティザービジュアルも解禁。「知らなかった。私のこと、あなたのこと。」というコピーとともに、穏やかな日常の中に潜む人間関係の揺らぎを予感させる内容となっている。

 「第79回カンヌ国際映画祭」は、現地時間5月12日から23日まで開催。授賞式は23日に行われる。日本映画界を代表する監督の新作が、世界最高峰の舞台でどのような評価を受けるのか注目が集まる。

■松たか子のコメント
 『ナギダイアリー』が、海を超えて、歴史あるカンヌ国際映画祭のスクリーンにかかること、大変うれしく思っております。現地でご覧になっていただく皆様に、なにかを感じてもらえることを祈っています。ささやかな、ダイアリーではあるのですが…。まだ、なんというか、実感がないのですが。でも、うれしいです!

■石橋静河のコメント
 『ナギダイアリー』に友梨という役を通して参加できたこと、また今回カンヌという大舞台でお披露目ができることがとてもうれしいです!!深田監督が描いた今回の物語は、さまざまな社会問題が散りばめられていて、それが何気ない会話に大きく深みを持たせているのだと思います。岡山県奈義町の美しい景色の中、皆で紡いだこの物語が世界中の人に届くと思うと、待ちきれません!

■松山ケンイチのコメント
 深田監督は絶対に行くだろうと思っていました。おめでとうございます!この作品は岡山県奈義町で撮影されています。日本には奈義町をはじめさまざまな地域に美しい景観や自然がありその地に住む方々も地域の美しさに呼応するように美しさを持っているように思います。奈義町でもそうだったように旅人のように訪れた僕たちもたくさん心を動かしてもらいました。ぜひ映画を通して日本のさまざまな地域の美しさを実際に訪れて体験していただきたいと思います。

■深田晃司監督のコメント
 『ナギダイアリー』の映画祭選出、光栄に思います。松たか子さん、石橋静河さん、松山ケンイチさん、川口和空さん、藤原聖さんら俳優たちの活き活きと生きる姿、手練れのスタッフによる上質な仕事の成果を世界中の人々に見てもらえることに、とてもわくわくしています。

 私は映画祭をよく魚市場に例えます。そこには獲れたての新鮮な魚たち=映画たちが並び、自分の店にあった作品を探しに世界中から映画を愛する人たちが集まります。ご縁あって、岡山県奈義町産の映画は南フランスの港町の網に引っかかりました。山あいで獲れたこのちょっと珍しい魚を市場の棚に並べようと思った漁師たちの目利きに感謝しています。

 一方で当然ですが、映画の価値は映画祭のみでは計れません。網にかかった魚とうまいこと網をかいくぐった魚、どちらがより美味しいかなんて簡単に決めてかかれることではありません。ぜひ皆さんご自身で味わってお口に合うか確かめて頂ければ嬉しいです。最後に。この映画作りを長年にわたり支えてくださった奈義町の皆さんに最大級の感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。

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