自民党新潟県連の県連大会が12日、新潟市中央区のホテルで開かれた。10月21日の任期満了までに行われる衆院選の必勝に向け、組織強化を図るとした向こう1年間の活動方針を決定した。会長には高鳥修一衆院議員(新潟6区)が留任。総務会長が交代する新役員人事も正式に決めた。
大会には県選出の衆参国会議員や県議、党支部幹部、友好団体関係者ら約500人が出席。花角英世知事が来賓に招かれた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止されたため、2年ぶりの開催。
党本部から招かれた小野寺五典組織運動本部長は、立憲民主党が国会の会期延長を申し入れたことに触れ「二階俊博幹事長は『不信任案が出たら解散』と繰り返し言っている。解散を決めるのは菅義偉首相だが万が一のことを考えなくてはいけない」と強調。本県選出の自民候補予定者の当選に向け、組織の結束を呼び掛けた。
活動方針では、衆院選での激戦が予想されるとし「組織強化しつつ衆院選対策を構築する」などを盛った。
幹部人事では、会長の高鳥氏と、補佐役の筆頭副会長の柄沢正三県議の続投を決定。幹事長に3期連続となる小野峯生県議、総務会長には県議会議長で初就任となる桜井甚一県議、政務調査会長に小林一大県議を再任することもそれぞれ決めた。
終了後の記者会見で高鳥氏は「戦う以上は小選挙区で全勝を目指す」と決意を述べた。小野幹事長は「どこの選挙区も総じて厳しい情勢。まずは組織固めを強化し、全力で戦い抜きたい」と述べた。