憲法学者の久保田きぬ子さんの生家を活用した交流拠点の内覧会=佐渡市相川三町目浜町
憲法学者の久保田きぬ子さんの生家を活用した交流拠点の内覧会=佐渡市相川三町目浜町
久保田きぬ子さん
久保田きぬ子さん

 佐渡市相川地区出身の憲法学者、久保田きぬ子さん(1913〜85年)の生家が、地域住民と観光客らの交流の場として生まれ変わった。母屋では「裂き織り」など島の文化も体験できる。離れは分散型ホテルの客室としてオープンした。相川の偉人の生家が、住民と来島者が文化や歴史を通して交流する拠点になり、エリア全体での活性化につなげる。

 旧相川町生まれの久保田さんは新潟高等女学校、日本女子大学英文学科を経て、1946年に女性で初めて東京大学に入学。60年代には3回、国連総会日本政府代表代理を務め、国内外で活躍した。米国の憲法や基本的人権、プライバシーの権利、表現の自由などを研究した。

 母屋は大正初期に建てられたとみられる木造家屋。久保田さんのおいの宮川修平さん(71)が所有し、長年人は住んでいなかった。宮川さんが生家を活用できないかと考えていたところ、相川地区の分散型ホテル「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」を運営する株式会社「相川車座」の雨宮隆三社長(50)と知り合ったことで相川車座が改修、整備に携わった。

 高い天井と広々とした空間がある母屋では、...

残り352文字(全文:821文字)