任期満了に伴う新潟県胎内市長選が12日告示され、無所属で現職の井畑明彦氏(60)だけが立候補を届け出て、無投票での再選が決まった。
当選が決まった後、井畑氏は同市笹口浜の自宅前で、支持者らに「胎内市は可能性を秘めている地域であり、洋上風力発電など未来への投資に注力していきたい。慢心なく、しっかり緊張感を持って取り組んでいきたい」などと語った。
井畑氏は、市健康福祉課長、市民生活課長、総合政策課長などを経て、2017年の市長選で、前副市長との一騎打ちを制して初当選。洋上風力発電の誘致推進や、事業見直しによる財政再建などに力を入れてきた。
前回の選挙戦で前副市長を支持した議員にも、井畑氏の市政運営を一定程度評価する声もあり、対立候補を擁立する動きは見られなかった。
市長選とともに告示された市議補選(欠員1)は、無所属で新人の筧智也氏(50)が届け出て、無投票で当選した。
◇胎内市長選当選者
井畑 明彦(いばた・あきひこ)60 市長 無現(2)
(かっこ内の数字は当選回数)