
新発田女性殺害事件の公判が結審した新潟地裁の法廷=7日、新潟市中央区(代表撮影)
2014年に新潟県新発田市の会社員女性=当時(20)が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた被告の無職男(39)の裁判員裁判の論告求刑公判が7日、新潟地裁(佐藤英彦裁判長)であり、検察側は「殺人の中でも最も悪質な類型だ」とし、死刑を求刑した。弁護側は事故死の可能性などを挙げ、無罪を主張し、公判は結審した。判決は18日。
地裁での死刑求刑は、裁判員裁判制度が導入された09年以降、19年の新潟女児殺害事件以来、2例目。
検察側は論告で、被告が女性の車に乗り込み、わいせつ行為をして発覚を防ぐために人けのない場所で殺害したと主張。「女性の尊厳を極限まで踏みにじった」と強く非難した。
「少なくとも3...
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