
家宅捜索のため、閉庁後に県新発田地域振興局に入る県警捜査員=20日午後6時30分過ぎ、新発田市豊町3
新潟県新発田地域振興局発注の農地区画整理工事入札を巡り、予定価格を事前に業者に漏らしたとして、県警捜査2課、新発田署などの合同捜査班は9月20日、官製談合防止法違反などの疑いで、新発田地域振興局農村整備部長(58)=新発田市豊町1=を逮捕した。また、公競売入札妨害の疑いで、新発田市の建設業「岩村組」の顧問の男(72)=阿賀野市保田=と、岩村組の常務取締役の男(65)=新発田市大栄町5=の両容疑者を逮捕した。県警は「捜査に支障がある」として、3人の認否を明らかにしていない。県や県警によると、県職員が談合事件で逮捕されるのは初めて。
農村整備部長の逮捕容疑は6月上旬ごろ、県新発田地域振興局が6月...
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