新潟県は、希望する県民を募って太陽光発電設備を共同購入することで、初期費用を安くできる取り組みを始める。県内の太陽光の導入状況は全国と比べて遅れており、新潟県は費用面のハードルを低くすることで、一般家庭への普及を加速させたい考え。近く太陽光導入を手がける事業者と協定を結び、4月から家庭向けの募集を行う。

 共同購入はまとめて発注することで、価格を安く抑えられるスケールメリットが期待できる。同様の取り組みは全国であり、他県では個別に購入するより1〜2割程度安くなった事例がある。新潟県によると、行政の事業として共同購入に取り組むのは県内で初めて。

 対象となるのは太陽光パネルと、生み出した電気をため...

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