記者会見する林官房長官=2月26日午前、首相官邸
記者会見する林官房長官=2月26日午前、首相官邸

 林芳正官房長官は2月26日の記者会見で、北朝鮮による拉致1970~80年代、北朝鮮が日本人を連れ去る国際犯罪を重ねた。工作員の教育などが目的とされる。2002年の日朝首脳会談で金正日総書記が拉致を認めて謝罪。被害者5人が帰国し、8人は「死亡」とされた。日本政府認定の被害者は計17人で、北朝鮮は4人を「未入国」と主張している。日本側は説明に不審な点が多いとして受け入れず、交渉は停滞している。被害者の帰国が実現するならば日本政府の独自制裁解除に反対しないと訴えた家族会などの運動方針について「拉致解決に向けた強い思いの表れだと厳粛な思いで受け止めている」と述べた。

 林氏は...

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