
生ハムの熟成具合を確認する春日惇也さん=長岡市西川口
生ハム作りを体験し、仕込んだハムのオーナーになれる「越後川口生ハム塾」(新潟県長岡市西川口)の取り組みが10年目を迎えた。7キロほどの生ハムの塊を丸ごと手に入れられる仕組みなどが好評で、新潟県内外にファンが生まれた。塾を主宰する「みんなのハム」代表の春日惇也さん(39)は「多くの人に支えてもらったおかげ。ゆくゆくは川口の名物にしたい」と次の展開も見据えている。
春日さんは山形県出身。公益財団法人「山の暮らし再生機構」(2020年度に解散)で中越地震の復興支援員を務めていた際、川口地域の魅力を生かした活性化に取り組んでいた。
川口地域に狩猟文化があったことからジビエフランス語で狩猟によって捕獲した野生鳥獣の肉や料理のことを指す言葉。野生鳥獣肉。農村地域で農作物への被害を防ぐために捕獲した野生鳥獣を地域資源として活用する取り組みがある。を活用した地域おこしを考えた...
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