工事が進む沼垂ビールの醸造所。高野善松さんが装置の点検などをしている=新潟市中央区沼垂東2
工事が進む沼垂ビールの醸造所。高野善松さんが装置の点検などをしている=新潟市中央区沼垂東2
沼垂ビールが販売する瓶ビール。名称やラベルは新潟らしさを意識している

 新潟市内でクラフトビールを製造する沼垂ビール(中央区沼垂東2)が醸造設備の拡充を進めている。生産性や品質を高め、将来も安定的にビールを提供する目的だ。資金調達にはクラウドファンディング(CF)も活用。3月8日までを期限とし、500万円を目標に募っている。

 沼垂ビールは沼垂地域出身の高野善松さん(69)が2016年に事業を始めた。現在は高野さんと5人の従業員で製造に当たる。手がけるクラフトビールは芳醇(ほうじゅん)な味わいが特徴といい、15種類ほどを販売する。

 近隣には創業100年超の酒蔵やみそ蔵がある。高野さんは沼垂ビールについても「100年続くクラフトビール蔵にしたい」との思いを抱く。今後...

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