
新潟-上越地域の鉄道高速化やJR米坂線の復旧などについて語る花角英世知事=4月3日、県庁
花角英世新潟県知事は4月3日の定例記者会見で、県が概算工事費や所要時間を公表した新潟市と上越地域を結ぶ鉄道高速化について、新潟県にとどまらず、国にとって重要なプロジェクトだとの考えを示した。「国全体の交通体系を考える一つのパーツになる」と指摘。新潟県を縦断して富山市と青森市を結ぶ羽越新幹線の実現も含めて「国にもしっかり国家的な課題であると受け止めてもらいたい」と語った。
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鉄道高速化は新潟県の検討委員会で議論しており、3月26日の会合では、県がJR信越線や北越急行ほくほく線のミニ新幹線化など、四つのルート案の事業費を約1200億〜2100億円と試算。それぞれ時間短縮が見込めると示していた。
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