新潟市と上越地域を結ぶ鉄道の高速化を目指す新潟県の検討委員会が3月26日、新潟市中央区で開かれ、新潟県は四つのルート案について概算工事費を正式に公表した。各ルートの所要時間なども明らかにし、北陸新幹線が停車する上越妙高駅を通る3案の場合、新潟-上越妙高は27〜40分の時間短縮が見込めるとした。

 これまでの検討委で新潟県は(1)JR信越線長岡駅から直江津駅を経てえちごトキめき鉄道(トキ鉄)妙高はねうまライン上越妙高駅までをミニ新幹線化(2)同じく長岡駅から直江津駅を経てトキ鉄日本海ひすいライン糸魚川駅までをミニ新幹線在来線区間の狭いレールの間隔を新幹線と同じ幅に変更し、同じ車両で乗り換えなしに新幹線路線と直通運転できるようにする方式。通常の新幹線より小型の車両を一定の速度で走らせることができる。レール間隔の変更方法は複数ある。化(3)ミニ新幹線化せず信越線にトンネルなどを整備し曲線を減らす改良を実施(4)北越急行ほくほく線を...

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