歴史的な建造物としだれ桜の共演が参拝客を魅了している妙法寺=4月10日、長岡市村田

 春の陽気に誘われて、新潟県内の桜が開花しました。平場から山間地へ駆け上がる県内各地の花便りをお届けします。

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 新潟県長岡市村田の妙法寺は鎌倉末期創建の由緒ある寺で、参道や本堂周辺は毎年、満開のしだれ桜やソメイヨシノが彩りを添える。

 境内のしだれ桜は、16年前から徐々に数を増やしてきた。参道から見える小高い丘にも階段状に植えており、合わせて300本を数える。住職の小林日元さん(76)は「ナイアガラ花火のような光景をつくりたかった」と話す。

 4月13、14の両日は、日没後から午後8時ごろまでライトアップを行う。桜や市文化財の二天門(赤門)が闇夜に浮かび上がり、幻想的な雰囲気を楽しめる。...

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