新潟弥彦村・燕市の連続放火事件、被告に懲役10年の判決　新潟地裁、被告の「放火症」の影響を考慮も「発覚されにくい工夫をするなど計画的」

　新潟県弥彦村と燕市で放火を繰り返したとして、現住建造物等放火などの罪に問われた新潟県長岡市、金属研磨業の被告（６０）の裁判員裁判で、新潟地裁（小林謙介裁判長）は４月２５日、懲役１０年（求刑懲役１３年）の判決を言い渡した。

　判決によると、被告は２０２０年１１月から２１年１２月にかけて、弥彦村と燕市の計４カ所の作業場や車庫などに火を放ち、民家など計５棟を全焼させた。

　小林裁判長は判決理由で...