
新潟地裁
新潟県弥彦村と燕市で放火を繰り返したとして、現住建造物等放火などの罪に問われた金属研磨業の被告(60)の裁判員裁判の論告求刑公判が4月22日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であった。検察側が懲役13年を求刑し、結審した。判決は25日。
検察側は論告で、被告は放火して快感や興奮を得たいという目的のため一貫した行動を取っており、完全責任能力があると指摘。「人が死傷する危険性が非常に高く、5棟が全焼した結果は重大だ」と非難した。
弁護側は「被告は自閉症スペクトラム障害の影響でストレスを抱えやすかった」とし、精神障害の「放火症」の影響で心神耗弱状態だったと主張。計画的ではなく、反省して治療を受ける意思が...
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