新潟地裁
新潟地裁

 新潟県弥彦村と燕市で放火を繰り返したとして、現住建造物等放火などの罪に問われた長岡市、金属研磨業の男(60)の裁判員裁判の初公判が4月18日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であった。被告は罪状認否で起訴内容の一部について、民家に燃え移らせる意図はなかったとし、弁護側は客観的事実は争わず、被告の心神耗弱を主張した。

 起訴状によると、被告は2020年11月から21年12月にかけて、弥彦村と燕市の計4カ所の作業場や車庫などに火を放ち、民家など計5棟を全焼させたとしている。

 検察側は冒頭陳述で、被告は小学生のころいじめに遭ったことで、放火して憂さ晴らしをするようになったと指摘。パチンコで負けたり嫌な記憶...

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