
後半6分、新潟の鈴木孝司がシュートを決めて1-1の同点とする=5月15日 デンカビッグスワン
[新潟3ー1横浜M]電光石火の鮮やかな逆転劇だった。新潟は後半に今季最多となる3点を奪い、ホームでは約2カ月ぶりに白星。1得点1アシストと、逆転に貢献したFW鈴木孝司は「勝ちが欲しくてもがき続けてきた。大事な一勝」と喜びをかみしめた。
1点を追う後半6分。鈴木が敵陣でパスをカットし、冷静に左足でネットを揺らした。自陣から攻撃を組み立てた直後の8分には、鈴木が中盤でボールを受け取ると、相手をかわしてスルーパス。受け取ったFW谷口海斗が、鋭い一発を沈めた。これぞ新潟という、相手を手玉に取る攻撃で鮮やかに逆転してみせた。
この日も先制点を許したが、気持ちは切れなかった。失点を最小限に抑え、最終盤に...
残り636文字(全文:936文字)