
作品展に向けて裂き織りを見せ合う加藤智津栄さん(左から3人目)ら=佐渡市上横山
新潟県佐渡市の裂き織り作家、加藤智津栄さん(77)と教え子の作品展が6月8、9の両日、佐渡市上横山の「裂き織り工房加藤」で開かれる。ウイルス禍や加藤さんの病気を経て少なくとも5年ぶりの開催。技術の継承活動に力を入れてきた加藤さんは「病気中も含め自分の支えになってきた佐渡の裂き織りの魅力を、島民にもっと伝えたい」と意気込んでいる。
加藤さんは、40代の頃に相川技能伝承展示館で裂き織りの技術を学び、その後、自身の工房を開設。加藤さんを慕って多くの人が技術を学んだ。
加藤さんや教え子たちは東京や新潟市を含む島内外で断続的に作品展を開催してきたが、ウイルス禍で中断した。2022年には加藤さんが病気を...
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