
男子フライ級決勝 新潟工の丸山侑馬(左)が攻め込む=新潟南高
[新潟県高校総体・6月4日]「負けたら最後。それなら全力で楽しむ」。その一心が結実した。男子フライ級は、ノーシードから駆け上がった3年の丸山侑馬(新潟工)が、判定勝ちで初優勝。驚きつつも「めちゃくちゃうれしい」とはにかんだ。
優勝経験はこれまで、1年時の新潟県高校新人大会のみ。最終学年となった2024年の春季地区大会も「先にパンチを打たれて負けた」と言うが、この日は違った。開始直後から、得意の左ストレートで相手を何度も強打。「前に出れば勝てる」と、積極的な姿勢で勝利をつかんだ。
2022年のインターハイで、ライトウエルター級王者となった六井和(拓大・開志学園出)にあこがれ、高校から競技を始め...
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