
糸魚川白嶺-高田北城 糸魚川白嶺を完封した高田北城の先発齋藤直弥。最後の打者を仕留め、雄たけびをあげる=エコスタ
[高田北城3-0糸魚川白嶺]高田北城には、ハードオフ・エコスタジアムで負けたくない理由が明確にあった。昨夏の準々決勝はエコスタで準優勝した中越に惜敗。先輩がかなえられなかった「エコスタで校歌を歌うこと」を目指して、ナインは鍛錬を積んできた。
先発齋藤直弥は、糸魚川白嶺打線を5安打に封じ、自身初の完封勝利。「苦しい展開もあったが、うれしい」。笑顔がはじけた。
先輩たちの雪辱を果たすことに燃えながら、「エコスタでやれる楽しみ」も感じて投げ抜いた。九回には2死二、三塁のピンチも招いたが、七回に同じ局面を切り抜けられたことで「自信を持っていけた」。
6月に負傷した右肩は完治していたが、十分に調整でき...
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