
「阿弥陀渡り」と名付けられた水上通路を歩く来場者=7月13日、越後妻有里山現代美術館モネ
十日町市と津南町を舞台に3年に1度開かれる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」が7月13日、開幕した。初日から多くの観光客が訪れ、現代アートを楽しんだ。
2000年に始まり、2024年で9回目。今年は41の国と地域からアーティスト275組が参加。2市町全域を会場に、計311点の作品が屋内外で展示される。
十日町市の越後妻有里山現代美術館モネで開かれた開会式で、実行委員長の関口芳史・十日町市長は「作家の着眼点と本質を切り取る力に敬服する。パリ五輪も始まるが、越後妻有からはアートの力を存分に発信する」とあいさつした。
モネでは五感を通じて楽しむ芸術作品として、回廊となった建物の...
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